万年筆のインクが使えるボールペン、水性ローラーボールペン。
その1回目のインクを使いきったのでペン先とコンバーターの洗浄をしました。
水性ローラーボールペンを分解する
水性ローラーボールペンは軸を回すことでペン先とコンバーターを取り出すことができます。
ペン先からコンバーターを抜くことで分解完了です、
ここで注意したいのは必ずインクを使いきってから分解してください。
インクが出なくなるか、このようにスケルトンタイプでしたらインクが空であることを確認してから分解するようにしましょう。
ペン先とコンバーターを洗浄する
ペン先とコンバーターにはインクが微かに残っています。
それを洗い落としてから新たなインクを詰める必要があります。
用意する物は水の入った紙コップが2つです。
コンバーターの洗浄方法
コンバーターはインクを詰める要領で水を吸い上げ、ねじを逆回転させて水を吐き出すという動作を、中の水が透明になるまで行います。
あとはよく水気を拭き取って1日乾燥させます。
ペン先の洗浄方法
ペン先は水の中に一晩つけておきます。
ゆっくりインクが染みだしてくるので、気長に待ちましょう。
一晩経ったらペン先に残ったインクをティッシュで拭き取ります。
字を書くようにして何も出なくなるまで丁寧に拭き取りましょう。
ペン軸の洗浄方法
ペン軸の中にインクが付着していることがあります。
その場合は軽く水洗いしてください。
しっかりと乾燥させるようにしましょう。
洗浄後に新たなインクを詰める
洗浄した水性ローラーボールペンがこちらになります。
まだペン先の洗浄が十分じゃなかったときの写真ですが、この後何度か水に浸しては書くという作業をしました。
新たなインクは躑躅を選びました。
コンバーターで吸い上げ、ペン先にセットします。
前の色と混ざってしまうこともなく綺麗に発色してくれました。
手間がかかるから愛しさが増す。
通常のボールペンのようにただ芯を交換するだけだったら、とても簡単に気軽に使うことができるでしょう。
しかし水性ローラーボールペンは洗浄に1日かかります。
この手間をかけている時間がなんとも愛しくて、どんどん使いたくなる魅力でもあります。
次はどんな色を入れよう。どれだけたくさん書いてあげよう。
そんな育てていく相棒のような文房具です。