みなさんは梶井基次郎の『檸檬』を読んだことがありますか?
肺と精神を病んだ男が気晴らしに八百屋で檸檬を買いそのかぐわしさに心満たされるのですが、ある日丸善に行くと恐ろしい気持ちになって本の上に檸檬を置いて帰り、その檸檬が爆弾であると妄想して痛快な気持ちになるという短編小説です。
この『檸檬』に登場する丸善とは今も老舗書店として残るあの丸善です。
そんな丸善がこの小説を題材にコラボグッズを展開しました。
早速チェックしてきましたよ。
檸檬柄のロルバーン
僕の最大のお目当ては限定ロルバーン。
全4種あり、丸善の外観をモチーフとしたもの、丸善のかつてのロゴマークをモチーフとしたもの、鳥獣戯画をモチーフとしたもの、そして檸檬をモチーフとしたものです。
そのうちの3種を買ってきました。
やはり目を引くのはかぐわしい檸檬柄。『檸檬』の男もこんなみずみずしい檸檬に心癒やされたのでしょうかね。
ロルバーンコレクターで梶井基次郎読者としてはとてもお気に入りのデザインです。
Mサイズのロルバーンには積み上げられた本の上にひとつの檸檬という柄があったのでぜひそちらもLサイズで欲しかったです。
きっと木っ端微塵になるんだろうなあ。
檸檬書店フレークシール
檸檬書店シリーズには文房具や文豪がモチーフの紙もの文具が揃っていました。
その中から僕はフレークシールを選んできました。
片方は「文房具」もう片方は「文豪と本」です。
中身を整理するとこのような柄が入っていました。
地球儀って文房具だったんだなと再確認したのと、僕が待ち望んでいた「積み上げられた本の上の檸檬」に大興奮しました。
太宰治と夏目漱石ってなんでこんなに分かりやすい顔してるんだろうってちょっと面白くなりましたね。
原稿用紙は宮沢賢治ですか。よくできてますね。
とってもかわいい上に、このフレークシールは台紙にスリットが入っているため簡単に剥がすことができます。とても便利です。お見事。
読書好きならぜひ
文豪たちの浪漫が詰まった素敵なグッズ展開でした。
読書好きの方はぜひ一度丸善を訪れてみてください。
あ、でも美術書の上に檸檬は置いちゃダメですよ?