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デジタル×アナログの組み合わせ 小説・文章作成の道具たち

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僕は小説を書くことに人生を捧げています。

その中で文房具というものは大事なパートナーでした。

小説を書くための道具たちの紹介をします。

先に述べておきますが小説技法の紹介ではありませんのであしからず。

 

 

 

アイディアはノートに手書き派

小説を書く行程の最初はアイディアを出すことです。

頭の中にぼやぼやと浮かんでいる物を言語化していく作業です。

小説という物は「感情のきわめて細かい具体例」だと僕は考えているのでこの言語化の作業はとても大切です。

その際、ノートや紙などに手書きでアイディア出しをしています。

手と脳は繋がっているとも言いますが、まずは自由に図や線も使ってどんどん書き殴りです。前はA4のコピー用紙、ルーズリーフ、クリップブックを使っていましたが、現在はロルバーンを使用しています。

小説の企画書をEvernoteのテンプレートで

小説を多く書くようになってから僕は企画書をつくるようになりました。

タイトルや締め切りはもちろん、メインテーマ、あらすじ、ターゲットとなる読者層、どこが面白いポイントなのか、読後感、技術的な目標などをあらかじめ決めておきます。

そうすることで「この小説はなにが売りなのかわからない」といった精度の低いぼんやりした作品にならないようにすることができる感覚があります。

少なくとも作品の色や目的がはっきりするので無駄もなくなりますし迷いも減りますね。

 

この企画書はEvernoteを使用しています。

あらかじめ項目をテンプレートとして保存しておき、それを適用させて項目を埋めていきます。

 

また、公募やアンソロジーの募集要項をまとめるテンプレートと進捗予定表もテンプレートとして保存してあり、執筆前に記入しています。

 

小説の具体案をデジタルで

ロルバーンに書き出したメモを元にプロットを作っていきます。

作品の場面の順序が決まっていない場合は場面を付箋に書いて並び替える方法を、あらかた決まっている場合はEvernoteにプロットを文章で書いていきます。

ここであまり具体的に決めすぎると文章の流れがご都合主義になるので必要な通過点だけ。

Evernoteというデジタル媒体でプロットを作る利点は、紙で起こる「ページが足りない」が起きないことです。

紙の中に収まらない、ということが起きないため長編執筆時に役立ちます。

紙の紛失も起きないことが利点ですね。

文章化しづらいメモ書きはロルバーンを撮影して保存です。

 

取材メモや文献の情報もここに。

ネットで調べたことはクリップし、取材メモは文章も画像も、もちろんインタビュー内容の音声ファイルもOKです。

本文執筆をpomeraでするメリット

本文執筆はpomeraを使用しています。

基本はメモ帳機能のみとシンプルなのでメールの通知などの執筆の妨げになる物がありません。この文章もpomeraで書いています。

人物名の辞書登録とアウトラインによる章立てをよく使います。

またこれは好みの問題なのですが、僕はもともとブログ小説出身なので枠線のない横書きが一番ストレスなく書くことができます。

しかし公募は文字数ではなく原稿用紙換算で分量が規定されています。そこで使うのが「ツール>スタイル>原稿用紙」の設定です。

執筆は枠線のない横書きで行い、枚数を確認・調整するときだけ原稿用紙のフォーマットにしてます。

これはpomeraの大きな強みではないでしょうか。

 

執筆後のアップロードと推敲

pomeraは有線でパソコンにデータを送ることもできますが、最近はアップロード機能を使っています。

アップロードは自分のメールアドレスアカウントと連携させ、Wi-Fi経由で文章をメールとして送信する機能です。

ファイルタイトルが件名、文章が本文、送信元アドレスは連携したメールアドレスとなります。

僕はこの記事のようなはてなブログ記事ははてなブログのメール投稿用アドレスに、小説や大学のレポートなどはEvernoteの保存用メールアドレスに送信しています。

これによって線を繋いでパソコンを起動させて、といった手間を省くことができました。

Evernoteに保存された本文はスマホからでももちろん読み直し可能です。

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推敲

推敲は手書き派です。変更した物が残るためです。

Evernoteに保存した本文をワードに貼り付け印刷。ここまで全てスマホ・タブレットから行えます。パソコンからでも大丈夫です。

印刷したものに赤ペンで書き込んでいきます。

直し終わったらタブレットから修正を行い完成です。

必要に応じて公募の体裁に整えたり、同人誌テンプレートに流し込んで入稿します。

 

現在の執筆方法は以上ですが、いつでも改良を加えて最善を目指しています。

デジタルもアナログもどちらの良さも活かしつつ自分に合った創作方法をしていけたらと思います。

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